歯石取りの費用はいくら?頻度やメリット・デメリットも徹底解説!

2024年11月22日(金)

こんにちは。愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」です。

歯石取りに歯科医院に来ている男性

歯石取りは、歯の健康を維持し、歯周病や虫歯を予防するために欠かせないケアです。歯石を放置すると歯茎や歯周組織に悪影響を及ぼす可能性があるため、定期的な除去が推奨されます。

しかし、費用や適切な頻度、さらに施術のメリット・デメリットについて詳しく知っている方は少ないかもしれません。

この記事では、歯石取りの費用の目安、適切な頻度、そして施術のメリットと注意点について詳しく解説します。

歯石取りとは

歯石取りをしているイメージ

歯石取りは、歯科医院で行う専門的なクリーニングの一種で、歯や歯茎の周りに付着した歯石を除去する治療です。歯石は、歯垢(プラーク)が硬化して石のように固まったもので、通常の歯磨きでは取り除くことができません。

そのため、歯石が溜まると歯周病や虫歯の原因となりやすく、定期的に除去することが健康な口腔環境を保つために重要です。

歯石とは?

歯石は、歯の表面や歯茎の境目に形成される硬い沈着物です。歯垢が、唾液中のカルシウムやリン酸と結合することで固まったものです。

一度歯石になると歯ブラシでは除去できなくなり、細菌が繁殖する温床となります。放置された歯石は、歯周病の進行や口臭の原因となるため早めに取り除くことが大切です。

歯石取りの目的

歯石取りの主な目的は、歯周病の予防と口腔内の衛生改善です。歯石は細菌の巣窟であり、そのままにしておくと歯茎が炎症を起こし、歯周病の進行を招きます。さらに、歯石は歯の見た目を悪化させるため、歯石取りを行えば清潔感のある口元を取り戻すことができます。

歯石取りの方法

歯石取りは、スケーリングやルートプレーニングという手法で行われます。主な方法は、以下の通りです。

<歯石取りの方法と特徴>

手用スケーラー・手作業で丁寧に歯石を除去する ・細かい場所の歯石を除去できる
超音波スケーラー・超音波の振動を利用して歯石を除去する ・広範囲の歯石取りに使用
ルートプレーニング・歯茎に隠れた歯石を取り除く方法 ・歯根を滑らかにするので、再付着の防止効果も期待できる

歯石取りの費用

歯石取りの費用イメージ

歯石取りにかかる費用は、治療を受ける場所や保険の適用範囲によって異なります。ここでは、保険診療と自由診療それぞれの特徴や費用相場について解説します。

保険診療での歯石取りの費用

虫歯や歯周病の治療の一環として行われる場合には、保険が適用されます。初診料や検査費用を含め、3割負担の場合で1,500円〜3,000円程度が目安です。

自由診療での歯石取りの費用

自由診療では、より丁寧で高度なクリーニングが可能です。費用は保険診療に比べて高額になり、1回あたり5,000円〜1万5,000円程度が目安です。

超音波スケーラーや手用スケーラーを用いて精密に歯石除去を行います。歯の着色やステインを取り除くポリッシングも含む場合が多いです。

歯石取りの頻度

歯石取りの頻度イメージ

歯石取りは、歯と歯茎の健康を維持するための重要なメンテナンスです。適切な頻度で受けることで、虫歯や歯周病のリスクを低減できます。

しかし、その頻度は個々の口腔状態や生活習慣によって異なります。以下に、一般的な目安や条件別の推奨頻度について解説します。

一般的な目安

健康な歯と歯茎を維持するためには、3〜6ヶ月に1回の歯石取りが理想です。この頻度で定期的に歯科医院を訪れることで、歯石の蓄積を防ぎ、歯周病や虫歯のリスクを抑えられます。

特に、歯周病の初期段階では自覚症状が現れにくいため、定期的に受診することが効果的です。

歯周病患者

歯周病を抱えている方は、健康な方よりも頻繁なケアが必要です。歯周ポケットが深い場合や炎症が進行している場合、1〜3ヶ月に1回の歯石取りが推奨されます。

歯石取りは、細菌の繁殖を抑えて症状の悪化を防ぐために重要です。歯科医師の提案する治療計画に基づき、適切な頻度でメンテナンスを続けましょう。

喫煙者や口腔環境が悪化しやすい方

喫煙者や歯石が溜まりやすい方も、通常よりも短い間隔で歯石取りを受けることが推奨されています。喫煙は歯茎の血流を悪化させ、歯周病のリスクを高める要因となるため、早めのケアが必要です。

生活習慣に応じて歯科医師と相談し、自分に合った頻度を設定することが大切です。

歯石取りのメリット・デメリット

歯石取りのメリット・デメリットのイメージ

歯石取りは、歯と歯茎の健康を守るために重要なケアです。定期的に歯石を除去することで、口腔内の清潔を保ち、虫歯や歯周病を予防できます。口臭改善や見た目の向上など、多くのメリットがあります。

一方で、注意すべき点やデメリットも存在します。ここでは、歯石取りのメリットとデメリットを詳しく解説します。

歯石取りのメリット

歯石取りのメリットは、以下の通りです。

歯周病や虫歯の予防ができる

歯石は細菌が繁殖する温床となり、放置すると歯周病や虫歯の原因になります。歯石取りを行うことで、細菌の繁殖を抑え歯茎や歯の健康を維持できます。

特に、初期の歯周病であれば、歯石取りとセルフケアを徹底することで進行を抑制できます。

口臭が改善される

歯石には細菌や食べかすが含まれており、不快な口臭の原因となります。歯石取りを行うことで、口臭の原因を根本から取り除き、息を清潔で爽やかに保てます。人とのコミュニケーションの際の不安が軽減され、より快適な日常生活を送ることができます。

歯の見た目がきれいになる

歯石は歯の表面をざらつかせ、黄ばんだ印象を与えることがあります。歯石を除去すれば歯の表面が滑らかになり、本来の白さや輝きを取り戻せます。

清潔感のある口元を保つことで、笑顔に自信が持てるようになる方も少なくありません。第一印象の向上にもつながります。

健康リスクが軽減される

歯石を放置すると、歯周病の進行により全身の健康に悪影響を及ぼすリスクがあります。歯周病は糖尿病や心疾患などの全身疾患と関連があると指摘されているため、定期的に歯石を除去することで全身の健康リスクを軽減できます。

歯石取りのデメリット

歯石取りのデメリットは、以下の通りです。

歯や歯茎が敏感になる

施術後、一時的に歯や歯茎が敏感になることがあります。特に、歯石が多く付着していた場合や歯茎に炎症があった場合は、冷たい飲み物や食べ物がしみる可能性があるでしょう。

ただし、この症状は時間の経過とともに軽減されることが多いです。痛みで飲食できない場合などを除き、過度な心配は必要ありません。

施術時に不快感がある

専用の器具を使用して物理的に歯石を除去するため、人によっては不快感や軽い痛みを覚える場合があります。特に、歯石が硬く付着している部位や歯茎が炎症を起こしている箇所では、施術中の違和感が強くなることがあります。

施術に不安がある場合は、事前に歯科医師に相談し、麻酔や他の緩和手段を検討してもらいましょう。

完璧な予防効果は得られない

歯石取りは歯周病や虫歯の予防に効果的ですが、完全にこれらのリスクを排除できるわけではありません。施術後に適切なセルフケアを怠ると、再び歯石が蓄積されます。

そのため、歯磨きやデンタルフロス、歯間ブラシを活用して日々のケアを継続することが重要です。

コストや時間の負担がある

保険適用の場合は低コストで受けられますが、自由診療では高額になる場合があります。また、歯科医院への通院や施術にかかる時間も考慮する必要があります。

忙しいスケジュールの中で、通院の計画を立てることが課題となる場合もあります。

まとめ

歯石取りをしている女性

この記事では、歯石取りの重要性や関連情報をわかりやすくご紹介しました。歯石取りは、歯周病や虫歯の予防、口臭改善、見た目の向上など、多くのメリットがあります。

費用については、保険診療の場合は1,500〜3,000円程度、自由診療の場合は5,000〜1万5,000円が一般的な目安です。また、施術の頻度は、健康な方で3〜6ヶ月に1回、歯周病やリスクが高い方では1〜3ヶ月に1回が推奨されます。

施術時の不快感や一時的な歯の過敏症といったデメリットもあるため、事前に施術内容を理解し、適切な対策を取ることが重要です。歯石取りを定期的に行い、日々のセルフケアを徹底することで、長期的に健康な口腔環境を維持できます。

施術を受ける際は、費用や頻度について歯科医師に相談し、自分に合ったケアを選択することが大切です。定期的なメンテナンスで、健康で清潔な口元を保ちましょう。

歯石取りを検討されている方は、愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、成人の矯正のみならず小児の矯正にも力を入れています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、予防歯科なども実施しています。当院の診療案内ページはこちらWEB予約も24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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