審美歯科とは?一般歯科と何が違うの?治療内容や費用について

2024年10月25日(金)

こんにちは。愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」です。

審美歯科によって歯が白くなった女性

審美歯科という言葉をご存知でしょうか。審美歯科では、一般歯科のような歯の健康・機能の改善だけでなく、見た目の美しさにこだわった治療を受けることができます。近年、歯の健康や美しさを重視する方が増え、多くの方が審美歯科で治療を行っています。

今回は、一般歯科と審美歯科の違いや、審美歯科の治療の内容・費用の目安について解説します。審美歯科のメリット・デメリットについても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

審美歯科とは

審美歯科イメージ

日本審美歯科協会によると、審美歯科とは歯や口元の美しさに焦点を当てた総合的な歯科治療のことを指します。歯科治療は、大きく一般歯科と審美歯科に分けられます。

一般歯科の治療は、虫歯や歯周病を治し義歯などで歯の機能を改善させることを目的とした治療です。一般歯科では、基本的に健康保険の適用範囲内で治療を行います。

一方で、審美歯科では歯の機能回復とあわせて、歯並びや歯の形を整えたり、歯の色を白くしたりする美しさを追求する治療を行います。

審美歯科と一般歯科の違い

審美歯科と一般歯科の違いイメージ

審美歯科と一般歯科には、どのような違いがあるのでしょうか。ここでは、審美歯科と一般歯科の違いについて解説します。

保険が適用されるか

基本的に一般歯科の治療には、国の健康保険が適用されます。一般歯科は虫歯や歯周病のような病気の改善や、入れ歯を作り歯の機能を改善することを目的としています。そのため、健康保険の対象となる治療がほとんどで、費用を抑えることが可能です。

一方で、審美歯科では基本的に保険は適用されず、自費診療で治療を行います。治療を受ける歯科医院によりますが、保険が適用されないため費用は高額になることが多いでしょう。

使用する機器や材料

一般歯科では健康保険が適用される治療を行うため、治療に使用する機器や材料が限定されます。例を挙げると、自然な歯に近い色調や透明感を出せるセラミックは、保険適用の治療では使用できません。

審美歯科では、保険診療では使用できない機器や薬剤を使用した最新の治療を受けることができます。最先端の治療は保険適用になるまで時間がかかるため、すぐに取り入れたい場合は一般歯科ではなく審美歯科を選択する必要があるでしょう。

見た目の美しさ

審美歯科では、一般歯科で行う病気の治療や機能の改善に加えて、見た目の美しさを追求することができます。保険診療で行う治療では歯の機能改善が目的のため、見た目においては最低限しか補えません。

一方で、審美歯科には保険診療による制限がないので、歯の色や形を患者さまの理想に近づけることができます。

審美歯科の治療内容

ホワイトニングをしている女性

審美歯科では様々な治療が行われます。ここでは、審美歯科で行われる代表的な治療内容について、詳しく紹介していきます。

ホワイトニング

審美歯科では、歯を白く美しくするホワイトニング治療を行います。コーヒーや紅茶などによる歯の着色汚れを、薬剤で少しずつ白くすることができます。

審美歯科で行うホワイトニングには、歯科で行うオフィスホワイトニングや自宅で行うホームホワイトニング、2つを組み合わせたデュアルホワイトニングがあります。

セラミックの詰め物や被せ物

虫歯や外傷などで歯が欠損した場合に、セラミックを使用して補う治療です。セラミック治療と呼ばれることもあります。

一般歯科で保険の範囲内で使える白い素材には、コンポジットレジンがありますが、この素材は経年劣化しやすいです。治療時の白い見た目を保つことが難しく、耐久性も高くありません。

セラミックの種類によってそれぞれ特徴がありますが、どれも天然歯に近い色調・艶・透明感を再現することが可能です。非常に自然に仕上がり、耐久性・機能性も高いため、最低限の機能の回復だけでなく審美性も追求したい方に選ばれています。

ラミネートベニア

ラミネートベニアとは、歯の表面を削って薄いセラミックを貼り付ける治療方法です。歯の変色や歯と歯の間に隙間があるときに、ラミネートベニアで見た目を改善することができます。セラミックのため見た目が美しく自然で、変色やすり減りの心配がほとんどありません。

審美歯科の治療ごとの費用

審美歯科の治療ごとの費用イメージ

一般的に、審美歯科では自由診療で治療が行われるため、保険診療と比べて費用は高額です。治療を受ける歯科医院によって費用が異なるため、必ず治療前に費用を確認してください。

治療ごとの費用をご紹介します。

ホワイトニングの費用

審美歯科でのホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニング、デュアルホワイトニングがあります。費用の目安は、以下のとおりです。

  • オフィスホワイトニング:3万円〜7万円程度
  • ホームホワイトニング:2万5,000円〜5万円程度
  • デュアルホワイトニング:5万円〜10万円程度

セラミックの詰め物や被せ物の費用

詰め物や被せ物の費用は、セラミックの種類によって異なります。代表的な種類ごとの特徴と、費用を確認しましょう。

<セラミックの種類と特徴・費用>

種類特徴詰め物の費用被せ物の費用
オールセラミック・審美性が非常に高い
・強い衝撃を受けると割れる恐れがある
3万円〜5万円8万円〜18万円
ジルコニア・審美性は高い
・硬度が非常に高い
・噛み合う天然歯を傷つける恐れがある
4万円〜6万円10万円〜20万円
e-max・ガラスセラミックを強化した素材
・透明感が非常に高い
・強い衝撃を受けると割れる恐れがある
4万円〜6万円7万円〜10万円
メタルボンド・金属のフレームにセラミックを焼き付けた被せ物
・内側が金属なので耐久性が高い
・金属アレルギーのリスクがある
被せ物のみ8万円〜15万円

ラミネートベニアの費用

ラミネートベニアの費用目安は、1本あたり7万円〜18万円程度です。高額に感じるかもしれませんが、ラミネートベニアは歯列矯正と比べて治療期間が短く費用も安いです。

審美歯科のメリットとデメリット

審美歯科のメリットとデメリットイメージ

審美歯科には見た目が美しくなるなどのメリットが多くありますが、デメリットも存在します。ここでは、審美歯科のメリットとデメリットについて詳しく解説します。

審美歯科のメリット

審美歯科の最大のメリットは、見た目が美しくなることです。歯並びや歯の色・形などで作られる口元の印象が気になる方は多いでしょう。

審美歯科では、一般歯科以上に見た目の美しさにこだわって理想に近づけることができます。その結果、口元に自信を持つことができ、コミュニケーションをとることに積極的になれるでしょう。

また、審美歯科での治療によって毎日の歯磨きがしやすくなり、口内を清潔に保てるようになることもあります。見た目だけでなく、患者さまの生活の質や口腔衛生の改善が期待できるのも、審美歯科のメリットといえるでしょう。

審美歯科のデメリット

審美歯科のデメリットは、健康保険が適用されないため高額になる点です。治療を受ける歯科医院によって費用が異なるため、治療を受ける前に費用の見積もりを確認するようにしましょう。

一般歯科の治療にもいえることですが、審美歯科の治療は永久的なものではなく、定期的に治療が必要になるケースがある点もデメリットです。特に、ホワイトニングは効果が限定的で、治療後数年で再治療が必要になることがあります。

最後に、健康な歯に負担をかけることがある点もデメリットとして挙げられます。見た目を美しくするために歯を削る場合があり、症例によっては神経を取ることもあります。

デメリットも正しく理解し、どのような治療をするか選択する必要があるでしょう。

まとめ

審美歯科によって歯が白くなった女性

今回は、審美歯科の治療について、一般歯科との違いや費用の目安を解説しました。審美歯科は一般歯科の治療に加えて、見た目を美しくすることで患者様が笑顔に自信を持てるよう手助けをする治療を行っています。

幅広い治療方法から自分にあった治療を選ぶことができる一方で、保険が適用されないため治療費用が高額になります。審美歯科のメリットだけでなくデメリットも正しく理解し、後悔のないよう事前にしっかりと説明を受けましょう。

審美歯科での治療を検討されている方は、ぜひ一度歯科医院で相談してみてください。

審美歯科を検討されている方は、愛媛県伊予市にある歯医者「優歯科オフィス」にお気軽にご相談ください。

当院では、成人の矯正のみならず小児の矯正にも力を入れています。虫歯・歯周病治療、ホワイトニング、予防歯科なども実施しています。当院の診療案内ページはこちらWEB予約も24時間受け付けておりますので、ぜひご覧ください。

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